働く母ちゃん くまりす日記

子育てと仕事の両立 アドセンス実践、ワーママの日々の悩みブログ

しつけと虐待の線引き✳︎1歳〜2歳の叱り方✳︎夫と意見が合わない

子育ての永遠のテーマのひとつ、「しつけと虐待」について、友達と色々議論した話。

 

そんなに気にしてなかった、たまに夫がする「たたく」叱り方。

 

私は夫のやり方に納得いかない部分と納得している部分の両面があったが、教育関係の仕事をしている友人たちに話したら全否定だったので、うちのやり方大丈夫・・・?と心配になってしまった。

 

そんな議論をしたので書き留めておこうと思う。

 

 

夫と私の躾(しつけ)の方針が違う

夫は自分に確固たる意見があることに対しては、違う考え方などには耳を傾けない。

お前はどうやねんと言われれば、私もあんまり聞いてないけれど(笑)(人の意見をその場では頷いて聞くが、心に響いてないタイプw)

それでも私は一応違う意見も聞いてはみるし、その瞬間響いてなくても心の何処かには残っていて、ふとした瞬間に、そういう自分とは違う意見が腑に落ちる時が来たりするものだ。

 

誰しも大人であれば、今までの自分の人生を否定されたくないし、この人生でよかったと思いたいだろう。

でも、その人生で感じたことをすべての常識のように思い込むことに、「虐待」の影は潜んでいるかもしれない。

 

私と夫ではしつけの方針が微妙に違うことがあり、意見がぶつかるが、夫はそれを合わせていこうとはせず、俺は俺、お前はお前のやり方でええやん。と言う。

私はどちらかといえば、話し合って一緒に頑張りたい。

 

でも夫に言わせれば、お前は自分の考えに合わなければ全否定する。だから話し合う意味がない。お互い認められないなら、それぞれのやり方でやるしかない。とのことだった。

私と夫との関係を四六時中見てくれている第三者が居ないから、どちらが非常識なのかを公平には判断できないのが悔しいが、私としては非常識なことばかり言われて聞き入れることができないのは当たり前ではないか?と思ってしまい、拉致があかない状況になっている。

 

 

 

 

そんな夫の「たたく」叱り方

現在子供は2歳半。やんちゃになってきて、いつもふざけている。

自己主張も激しくなり、本人がやりたいこと以外のことをさせるときは、なかなか言うことを聞いてくれず、苦労する。

そんなとき、夫はまず「たたくぞ」と言い、何回か言っても聞かないときに、たたく

その強度はその時によって違い、「こづく」程度のものから、ベシッと音がしっかり鳴るくらい叩くときもある。

特に食事には厳しく、わざと口から出したりしたときは、かなりしっかりめに叩く。

 

一度、翌日ほんのり赤く残るほどに強く叩いたことがあり、さすがに私も注意したが、いつもの通り「いける。加減してる。口出すな」で終わった。

保育園で、「ここ赤いのどうしたんですか?」と聞かれたが、ごまかすしかなかった。

教育関係職員の友達に聞くと、そこで「しつけの範囲で叩きました」と言うと、職員はそれを上に報告する義務があるそうで、最悪の場合、虐待と認められてしまうと、警察に捕まったり、子供が保護されてしまったりすることにもなりかねないそうだ。

とても怖いと思ったが、我が家もその危険と隣り合わせという危機感を持つことは大切だと思った。

その後、翌日跡が残るほど強く叩くことはなくなったので、私には言わなかったが夫の心の中では「やりすぎたな」というのはあるのかもしれない。

 

私は普段からあんまり強く叩かないで欲しいと伝えているが、「弱すぎると伝わらん」と反論されて、終わる。

私自身も育児に自信のない新米ママのため、夫の言うことが一理あると思うときがあるし、夫の反論にさらに言い返したりもするが、結局夫を納得させられたことはない。

 

 

 

 

普段の夫の姿

ここまで読んできたら、夫はどんな極悪人かと思うかもしれないが、本来穏やかな人柄で、気が長く、人当たりが良い

夫は子供好きで、普段はすごく子供と遊んでくれる、いわゆる理想的なパパだと思う。

育児以外にも、仕事が終われば直帰して、風呂を洗い、食後の洗い物をして、子供を風呂に入れてくれる。

なんなら子供がパパと寝たいと言い出せば、寝かしつけまで夫がする。家でもこんなに働いてくれる夫は、なかなかいないかもしれない。

もちろん、子供もパパが大好きで、母親である私は何かと除け者になるくらい、とにかく我が家では夫が大活躍している。

 

そんな行動だけではなく、本当に子供を愛しているのが普段から伝わってくる。愛情があるからこそ、厳しくする。というのが夫の理論だと思う。

だから、私にも厳しいことがある。

私はその厳しさがしんどいので、いくら「愛情のない人には厳しくしない」とか言われても全く響かないし、それならもう、愛情なくていいから優しくしてください・・・という気持ちになる。

(あれ?子供の叱り方について書いてるハズやのに、夫婦間の問題がヤバい気がしてきたが・・・)

 

 

夫が受けて来た、しつけ

夫は幼少期から、悪いことをしたら頭を引っ叩かれて育って来たらしい。食事を残そうものなら暗い別室へ追いやられ、食べ終わるまで出してくれなかったそう。

それが夫が今の子供と同じ2歳の頃からだったからかは知らないが、そうして育ててくれた父親からの愛情を感じているから、自分も同じように育てることが「正しい」と思っているのだろう。

その証拠に、私が夫の育児に疑問を持ち、意見すると必ず「父親はこうだった」「自分の家はこうだった」と言う。

 

教育関係者の友達から言わせれば、それが暴力の連鎖となり、どこかで歯車が狂うと「虐待」になっていく。

 

私の夫の場合は、しっかり親の愛情を感じることができたが、それは本人の性格や環境によるところもある。

もし、子供がこのまま問題なく育ってくれたとしても、もかしたら、子供が将来自分の子供を育てることになったときに、叩く躾が少しゆがんだ形になると「虐待」が始まるかもしれない。

そう思うととても怖くなった。

 

 

 

 

私の考え

先述のように、私自身育児に自信はないが、「叱る」ことは1歳前後を過ぎたら必要だと思っている。

2歳前後になって悪いことをしても、まったく我が子を怒らず育てている人をよく見かけるが、2歳と言えど、もう大人の言うことを理解できるようになってきているので、ダメなことをしたときにしっかりと強い口調で叱ることは大切だと感じている。

 

「叱る」中で、ダメなことをダメ、と伝える手段として「たたく」ことが時には必要な時もあると思う。

1歳~2歳ごろの微妙な年齢だと、どんなに怒り口調で言葉で説明しても、子供はふざけて真面目に聞かず、伝わらないことがある。

そんなときは、「たたかれる」という屈辱と痛みを味わうことで、「本当にダメなことをしたんだ」と理解することができるのではないか、と考えているから。

だから、それには弱すぎても伝わらないし、強さ加減がとても難しい。

 

でもそれ以外は、小さな子供を叩く必要はないと思っている。

むしろ3歳を過ぎて、話せば理解できるようになれば、「たたく」ことは要らなくなるんじゃないかと思う。

 

子供が大きくなってきても言葉でわからせるのを諦めて、父親の威厳を「たたく」ことで保とうとするなら、それは「暴力」になる。

私は子供を優しい子に育てたいし、「暴力」の恐怖など感じずに生きてほしい。

 

 

夫に伝えていこう

今までの文章を読むとわかるとおり、夫には普通に説明するだけでは伝わらない。

だから、私は一回一回、ちょっと言うことを聞かないからといってすぐ叩こうとする夫を止めることから始めようと思う。

それでも正しいことを主張するなら、それは自分が受けてきた教育が全てだという「思い込み」であることを話してみる。

「たたく」ことを日常で使わず、本当にダメなことをしたときだけにしてくれることを目標に。

あと、少なくとも4歳までには「たたく」ことを辞めさせる

 

ただ、今までずーーーーっと、何度も伝えようとしてきたことだったので、もしかしたら心折れるかもしれない。

 

その時は、またここに書こう。

 

今回、友達に指摘されるまで、正直そんなに深くは考えていなかった。

「しつけ」なんて結果を見ないとわからないし、親に多少叩かれながらも真っすぐ育った人もいるし、もしかしたら、そのしつけが子供にとってはいいのかも。くらいに考えていた。

 

でも、「たたく」ことを除けば、夫が食事に厳しいことなどは良いと思っている。

子供が嫌いなものを頑張って食べ終わったときに、褒めてあげた時の、達成感に満ちた嬉しそうな笑顔は心から私も嬉しくなる。

 

夫の教育方針のいいところを生かしつつ、私も夫のことも褒める余裕を持ちながら、もっと良い父親になってほしいと思う。

(母親がもう少し成長せな・・・(笑))